清陵情報高校の皆さんへ

皆さん お元気ですか。私は元気です。私のこの1年間の留学生活も、あっという間に半分が過ぎてしまって、残り約3ヶ月くらいになってしまいました。初めは、1年間がとても長く感じていましたが、今は逆にとても短く感じています。

ロータリーの交換留学生として、スロヴァキアのPOPRADという町で生活し始めて、最初のころは、何もかもが日本に無い物ばかりですごく新鮮でしたが、ここの生活習慣に慣れるかどうかが不安でした。でも今は、何も問題なく暮らしています。学校の方も、友達ができるかどうかなど心配していましたが、その心配もなく、毎日いろんな友達とコミュニケーションをとっています。初めのころは、スロヴァキア語がほとんどわからなかったので、英語や身振り・手振りでいろんなことを伝えるのがすごくたいへんでした。もちろん初めのころは、一人孤立してしまうこともしばしばありましたが、今では勉強の成果がでたのか、彼らの会話もだいたい理解できるようになり、さびしい思いはしていません。  

スロヴァキアの高校もいろんな種類の高校がありますが、私の通っているGymnagium(高校)は普通科の高校です。たいてい四年間の高校生活をして大学に進学するようですが、他にも語学専門の高校ですべての授業をドイツ語やフランス語、英語だけで行う高校は、五年間の教育課程があるそうです。POPRADにはGymnagiumが3つあり、そのうち2つがスロヴァキア語での学校で、もう1つがドイツ語専門の学校です。スロヴァキアの高校生たちは、英語のほかにドイツ語、フランス語を勉強しなくてはならないそうです。私は、学校の授業で英語と体育の授業以外は、一人でスロヴァキア語のテキストを開いて勉強しています。クラスの友達もよく私のスロヴァキア語のチェックをしてくれたり、わからないことがあると説明してくれたりと協力的で、とても感謝しています。こちらの学校では、半年に1回ずつ、日本で言う通信簿がでます。評価の表し方はすべて言葉で書かれていますが、記号で書くと日本と同じ5段階評価ですが「5」が一番悪いのだそうです。それを聞いたとき、私はとても驚きましたが、スロヴァキアの皆もすごくおもしろがっていました。スロヴァキアの学校は朝が早くて、一週間に2回7時から始まる0校時があります。その分終わるのが、1時10分と早くなります。放課後は友達と食堂に行って昼食をとってから、町へ出て買い物をしたりしています。

スロヴァキアは物価が安いので何でも欲しくなってしまいます。特にお菓子が安くて、普通の板チョコがたったの12sk(30円)で手にはいります。今は春になって暖かいので、アイスクリームを食べている人をよく見かけます。そのアイスクリームも日本のよりは小さいですが、2.3段重ねても1個5sk(12円)なので、オトクです。

スロヴァキアの食べ物は思っていたよりもおいしいです。こちらの食事は日本と違って昼食がメインです。昼食はまずスープを飲んで、そのあと肉や魚、主食のじゃがいもを食べたりします。夕食はほんとに簡単なものを食べます。こちらのパンは日本のものよりも固く、フランスパンよりも柔らかく、コッペパンのような形のものや食パンのようなものなどで、スロヴァキアで1番安いものは、パンではないかと思います。(コッペパンのようなパン=rozok)1個0.7sk(2円)です。 

ヨーロッパの内陸にあるスロヴァキアは、昔からいろんな国に支配され、たくさんの時代の中で、重要な貿易都市ができたり、周りの国から国を守るための大きな城ができたりと、中世のヨーロッパの面影が残る歴史的な建造物が数多く残っています。私は歴史好きなので、そんな建造物を見学したり、いろんな種類の美術館へ行ったりできたのは、すごくうれしかったです。とくにここは宗教がキリスト教中心なので、教会やカテドラル(大聖堂)の造りはどこもすごく凝っていて、すばらしいものばかりです。私はよく、今のホストファミリーの取り計らいで、いろんな町でショートホームスティをさせてもらっています。今までに首都のBRATISLAVAや、他に3つの町へ行ってきました。これからは、ロータリーで毎年行われているヨーロッパツアーに行く予定です。本当に、高校生のうちにたくさんの国を見ることができて、すごくしあわせだと思っています。残りの留学生活も有意義に、楽しく過ごしたいと思います。

それでは皆さん、お元気で。

                        池田 美音子

2001・3・19